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ラーゲルクヴィスト『バラバ』のご紹介

著者ペール・ラーゲルクヴィストは、スウェーデン出身の詩人・劇作家・小説家です。19世紀末に生誕し、20世紀はじめから20世紀後半にかけて活躍しました。1951年度のノーベル文学賞を受賞しています。 伝 […]

『ある行旅死亡人の物語』のご紹介

ある行旅死亡人の物語©毎日新聞出版 本書は、取材した共同通信記者である武田惇志氏と伊藤亜衣氏の共著です。毎日新聞出版から出ています。 身元の分からない死者は「行旅死亡人」と呼ばれます。兵庫県尼崎市のア […]

『北の無人駅から』のご紹介

筆者は、北海道に特別興味を持っているわけではなく、鉄道ファンでもないのですが、「これは読まなければならない本だ」と本書を一目見て思いました。 本書はたんなる紀行文ではなく、鉄道本でもありません。無人駅 […]

安部公房著『砂の女』

昔の日本小説には今のものとは異なる魅力があるのではないでしょうか。 安部公房著『砂の女』は1962年に新潮社より書きおろし長編として刊行され、二十もの外国語に翻訳された氏の代表的作品です。(なんと60 […]

タブッキ『インド夜想曲』

『インド夜想曲』は、イタリアの作家アントニオ・タブッキの小説です。 1984年に出版され、その後映画化もされました。 著者のタブッキはポルトガル文学の教授でもあり、ポルトガルの詩人フェルナンド・ぺソア […]

オースター『最後の物たちの国で』

本書は、アメリカ文学の大御所ポール・オースターが、デビュー作の『孤独の発明』及びニューヨーク三部作(『ガラスの街』『幽霊たち』『鍵のかかった部屋』)につづいて発表した、第五長編です。 一言でいうと、本 […]