『じゅうぶん豊かで、貧しい社会:理念なき資本主義の末路』(ちくま学芸文庫)のご紹介
本書は、ケインズ研究の世界的権威であるロバート・スキデルスキーとその子であり哲学者のエドワード・スキデルスキーの親子による資本主義批判の書です。 人々を「貪欲」へと駆り立てる資本主義の在り方に疑問を呈 […]
本書は、ケインズ研究の世界的権威であるロバート・スキデルスキーとその子であり哲学者のエドワード・スキデルスキーの親子による資本主義批判の書です。 人々を「貪欲」へと駆り立てる資本主義の在り方に疑問を呈 […]
いちど家に帰ったらその日は外に出たくないわたしです。 わたしは、道を訊かれることが多いような気がします。気がするだけで、実際は多くはないかもしれません。統計は存在しないので、どれぐらいあれば多いかも定 […]
映画『ヤンヤン夏の想い出』(英題:Yi Yi: A One and a Two)は、2000年公開の台湾映画。監督は、エドワード・ヤン氏です。カンヌで監督賞を受賞するなど、国際的に高い評価を受けていま […]
本書は、フランスの文筆家ミシェル・シュネーデルによる、カナダ人ピアニスト・グレン・グールドの評伝でありグールド論です。 著者のシュネーデルは高級官吏でありかつ精神分析家なのですが、このグールド論におい […]
アマゾンプライムやネットフリックスなどのサブスクリプションは、その利用者が一生をかけても観終わらないほどの膨大な量のコンテンツを内蔵している。 これは、そんなにたくさんあっても観ることはできないという […]
夜11時少し前。オフィスは暗くしんとしていて、私は明日のプレゼンのパワポ資料を作るため残業していた。 最後の同僚が「お疲れ様です」と言って部屋を出たあと、資料作成の仕上げが終わり安堵したとたん、急に便 […]
喫茶店で必ず最初に注文する レモンスカッシュだ お好みでシロップがついてくる 銀色のちいさなポットで 迷わずそれを投入する まずはプレーンで味見を なんてしない なにもむずかしいことなく 気分がサッパ […]
むかし、マーさんという人がいた。若いころから事業を起こしては失敗を繰り返していた。 昔の事である。事業といっても、金魚屋とか一杯飲み屋とか、素朴な商店である。儲かるぞ、という話に乗って次から次へと始め […]
『草原の実験』(2014)は、アレクサンドル・コット監督によるロシア映画。日本では2015年の9月から公開されました。 美しい少女とそのお父さん、少女に片想いを寄せる幼なじみの少年と青年。登場人物はこ […]
最近起こった事件や事故を見ていくと、ある共通した点が浮かび上がると考えられます。 それは「質の低い国・ニッポン」というものです。 観光遊覧船が沈没した事故については、管轄する役所の部署がほとんどチェッ […]
はじめは気にもとめなかった。 蜘蛛かなにかの虫が部屋の壁に張りついていると思ったら、単なるしみだった。なんだろうと思うこともなく、その黒いしみを放っておいた。 それから数日がたち、ある朝なにか気がかり […]
幸せのもとは転がっている そこらじゅうに転がっている ありふれたもの ただ気づかないだけ 意識がくもっているから 草花をめでるだけでも いとおしく感じるものだ 切腹した例の作家は 植物の名を答えられな […]