中年の危機

歳をとったな、と思うこの頃です。

近い年代のひとと昔ばなしをしていたときのこと。
なにか昔流行った遊びのことで話に花が咲きました。

それを見た上の世代の方に、「昔ばなしなんてして!」とあきれられるというか、
たしなめられるといったことがありました。

昔ばなしなどする年齢ではない、ということかもしれません。

年寄りではなく、かといって若者とは到底言えない、中年と呼ばれる年齢。
いわゆる「中年の危機」というやつに自分もはまり込んでしまっているように
思います。

新しい物事に対する感覚がなにか弱っていることが、何より不安な要素です。
外見や体力の衰えもありますが、それ以上に、新しいものに反応できなくなってきたことに
おそろしさを感じるのです。

何か知らないことを見聞きしても、すでに知っていることの組み合わせでそれを考えてしまう。

物事の可能性は汲みつくされてしまったかのように感じる。実のところは、自らの可能性が少なくなっていることを覆い隠そうとしている。

そうではなく、柔軟に考えること、色々な可能性を見よう、好奇心をもつことが大切なのではないか、と思います。


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